ピアスホール(穴)を開けてみたいけれど、腫れや化膿が心配という方も多いのではないでしょうか。ピアスは、はじめて開ける時は不安がつきものですが、きちんとケアをしていればトラブルなく楽しむことができます。この記事では、自宅でできるピアスホールのお手入れ方法を紹介します。ぜひ参考にしていただき、自由なおしゃれを楽しんでください。

ピアスホールのケアとは?

ピアスホールのケアとは、ピアスホールを開けた後のケアのことです。このケアを怠ると、皮脂・垢・汗・シャンプー・コンディショナーなどが穴の付近に溜まり、肌トラブルにつながります。化膿して膿がでたり、アテローム(粉瘤)ができたりすると、ニオイの原因にもなるので注意が必要です。

ファーストピアスとは?

ファーストピアスとは、ピアスホールを開けてから最初に付けるピアスのことです。ピアスホールが安定するまで装着するため、痛みや出血があるうちは外すことができません。最低でも1ヵ月(4週間~6週間)程度は付けっぱなしになります。ピアスホールはただの「傷」であるため、傷を悪化させない素材や長さで作られたファーストピアスを選ぶようにしましょう。

ファーストピアスにおすすめのピアス

ここでは、ファーストピアスに向いている素材・種類・軸の長さ・太さを解説します。

素材

ファーストピアスの素材は、医療器具にも使われているステンレス製・チタン製がおすすめです。ニッケル・コバルト・クロムなどで作られたものは、アレルギーを起こしやすいと言われています。

軸の長さ

軸の長さは、8mm以上が理想です。穴を開けた後はピアスホール付近が腫れるため、ファーストピアスも若干長めのものを使います。軸が短すぎると、皮膚とピアスの隙間がなくなり血流が圧迫されるので注意しましょう。

軸の太さ

軸の太さは、16G(約1.2mm)を中心に選びます。細い軸を選んでしまうと、セカンドピアスに変える時、ピアスホールが小さすぎてピアスが入らなくなる恐れがあります。

自宅でできるファーストピアスのケア方法

ここでは、自宅でできるファーストピアスのケア方法を紹介します。ピアスホールを開けた後の参考にしてください。

消毒液は使いすぎない

消毒液は刺激が強すぎて、傷の治りが遅くなる可能性があるので使いすぎないようにします。どうしても使いたい場合は1日1回を目安にして、塗布する部位は強くこすらないようにしましょう。医療機関でピアスホールを開けた場合は、医師の指示に従ってください。

抜き差しや前後に動かすのはNG

ファーストピアスを動かすと、傷を悪化させる可能性があります。ピアスホールを開けてから2~3日は、患部を触らないようにしましょう。その後もホールが安定するまでは、ピアスを抜き差しせずに付けっぱなしにしておきます。

半透明の樹脂ピアスは避ける

半透明の樹脂ピアスは柔らかい素材で傷つきやすいため、ファーストピアスには向きません。そのまま放置すると雑菌が繁殖するので注意しましょう。半透明の樹脂ピアスを使うのは、ピアスホールが安定した後になります。

ファーストピアスのケアは洗浄だけでもOK

ファーストピアスのケアは、お風呂で洗浄するのが基本です。お風呂でのケア方法は、以下を参考にしてください。

  1. 石鹸を手のひらでしっかり泡立てる
  2. ファーストピアスの前後に泡を乗せる
  3. ピアスに触れないように泡だけで患部を洗う
  4. シャワーでやさしく洗い流す
  5. タオルで優しく拭き取る

ピアスホールに刺激を与えないように、石鹸は低刺激のものを使いましょう。服を脱いだり、タオルを使ったりする時は、繊維にピアスを引っかけないように注意してください。

シャワーを使う時は、ピアスホールに刺激を与えないように優しく流します。洗い残しがあると雑菌が繁殖する場合があるので、穴に残った泡や汚れはきれいに洗い流しましょう。

セカンドピアスとは?

セカンドピアスとは、ピアスホールを安定させるために使うピアスのことです。ファーストピアスと同じく、1ヵ月(4週間~6週間)程度は装着するようにします。部位によっては、ピアスホールが安定するまで半年程度かかることもあります。セカンドピアスの期間は、あくまでも目安なので自分の状態をよく注意するようにしましょう。

セカンドピアスにおすすめのピアス

ここでは、セカンドピアスを選ぶ際におすすめの素材・軸の長さ・太さを解説します。

素材

セカンドピアスの素材は、チタンやプラチナ・18金がおすすめです。これらの素材はファーストピアスと同様に、アレルギーなどの肌トラブルが起きにくいと言われています。あまり安価なものを選ぶと質の悪い素材を使っていることもあるため注意しましょう。

軸の長さ

軸の長さは、ファーストピアスと同様に8mm以上が理想です。ピアスホールとピアスの間にすき間ができるくらいの長さを基準にして、血流を圧迫しないくらいの長さを選びましょう。

軸の太さ

軸の太さもファーストピアスと同様に、16G(約1.2mm)を中心に選びましょう。ピアスホールが安定した後も、楽にピアスを付け外しできる太さにします。

自宅でできるセカンドピアスのケア方法

ここでは、自宅でできるセカンドピアスのケア方法を紹介します。ファーストピアスを外した後の参考にしてください。

ピアスホールができるまでは付けたままにする

ホールが安定しない間は、ピアスを付けっぱなしにしておきます。就寝時や入浴時もできるだけ外さないようにしましょう。途中でファーストピアスに戻すのはおすすめしません。ファーストピアスの先端は通常のピアスよりも鋭利なので、付け替えると皮膚を傷付ける可能性があります。

入浴時は低刺激の石鹸で洗う

入浴時は、ファーストピアスと同様に低刺激の泡で優しく洗います。ホールが安定していないうちはピアスを付けたまま洗うとよいでしょう。ホールが安定したらピアスを外して洗っても問題ありません。石鹸の泡立て方やホールの洗い方、水分の拭き取り方は、ファーストピアスの時と同じ手順でかまいません。

ピアスホールの周りは清潔に

ピアスホールの周りは毎日洗います。ピアスが直接触れる部位なので、常に清潔にしておきましょう。また、肌にかゆみや炎症などが起きていないのであれば、消毒液は使いすぎないようにしましょう。

ピアス自体のお掃除も忘れずに

ピアスを外した時は、ピアス自体の洗浄も行います。ピアスはピアス用の消毒液を付けてから柔らかい布で拭くのがおすすめです。チタンやステンレス素材のものは、錆びにくいため熱湯消毒もできます。

ピアスホールのケアのためのアイテム

ここでは、ピアスホールをケアするのに役立つアイテムを紹介します。

消毒用ジェル

ピアスホールの汚れが気になる、もしくはピアス自体を消毒したいという時には、消毒ジェルを使う方法があります。消毒液では刺激が強すぎるため、ピアス専用の消毒ジェルを使いましょう。消毒する際は綿棒やコットンを使って、ピアスやホール部分に消毒成分を優しく塗布します。

ピアフロス

ピアフロスとは、細長くてやわらかい棒状になっているピアスホール専用のお掃除アイテムです。付属の消毒液に浸した棒をピアスホールに通して掃除します。ピアスホールに付いた皮脂や汚れなどを落とし、肌トラブルを予防します。歯のケアで使う歯間ブラシと同じような原理です。

トラブルが出たらすぐに医療機関へ

ピアスホール付近に腫れや痛みが出た場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。ピアスホール関連のトラブルには、皮膚科・耳鼻咽喉科・美容外科・形成外科などが対応してくれます。ただし、中にはピアスホールの施術をしてくれないところもあるので、受診の際は事前に医療機関へ確認をとりましょう。

「ピアスホールを開けるのが怖い」「金属アレルギーが気になる」という方は、穴を開けずに装着できる「ノンホールピアス」がおすすめです。

まとめ

ファーストピアスをつけている間は、ホール付近に刺激を与えないように優しくケアしましょう。ホールが安定してセカンドピアスに付け替えても、ケアは怠らず、ピアス自体の洗浄も行います。今回、紹介したケア方法を参考に、自由なおしゃれを楽しんでください。

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